地震の脅威に常に脅かされている日本。
いつ、自分が大地震に見舞われるか分かりません。
そして、その可能性は日本に住んでいる限り誰にでもあります。
大地震の時に必要になってくるのが非常食。
その中でもみそ汁は大変優秀な料理です。
今回は、大地震に備えるための知恵として、みそ汁の持つ効果について紹介します。
災害に見舞われた地域では新鮮な野菜を手に入れることが難しい
水分補給は私たちの生命維持に欠かせませんし、エネルギー源としての炭水化物やタンパク質も重要です。
しかし、忘れがちな栄養素として、野菜から摂取できるビタミンやミネラル、食物繊維が挙げられます。
これらは免疫力を支え、健康を保つ上で不可欠です。
避難生活が長引くとこれらの栄養素が不足しがちになります。
そこで、非常食を選ぶ際には、これらの栄養素も考慮に入れることが大切です。
特に既存の健康問題を抱えている方々にとっては、栄養バランスがさらに重要になります。
体にとって全体的な健康維持を目指して、非常食選びには気を配りたいものです。
被災してしまった時の栄養不足を補うためには
災害発生時には、食事の中で特に野菜を確保することが難しくなりがちです。
そんなときに役立つのが、野菜入りの非常食を選ぶこと。
たとえ少ない量でも、野菜成分を含んだ食品を選ぶことを心がけましょう。
食品のストックを考える際にも、野菜が含まれている種類を選ぶと良いですよ。
一見すると、含まれている野菜の量は微々たるものに思えるかもしれませんが、積み重ねが大切です。
例えば、さまざまなタイプの即席みそ汁がありますが、野菜が豊富に含まれているみそ汁を選ぶのがお勧めです。
パッケージの写真ほど具がたっぷりとはいかなくても、昔に比べれば野菜の量は増えています。
1日分の野菜をみそ汁だけで補うのは難しいかもしれませんが、選ぶならばやはり野菜入りのものを。
みそ汁だけでなく、他の食品でも野菜を取り入れる工夫が必要ですが、まずは味噌汁から野菜を摂り入れるようにしていきましょう。
みそ汁には酵母効果も!被災時でも一日一杯は取り入れたい
災害時には、日々の食事で野菜を取り入れることが一層重要になります。
一杯の野菜が豊富なみそ汁は、そんな時に役立つ一品です。
前項でお伝えしたように、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれているため、避難生活で不足しがちな栄養素を補うことができます。
さらに、みそ汁に含まれる酵母は、たとえインスタント製品であっても、体内の善玉菌の餌となり得るのです。
普段から善玉菌を増やす食事を心がけることは大切ですが、避難生活では、これらの善玉菌を維持することがさらに必要です。
野菜がたっぷり入ったみそ汁は、体を健康に保ちながら、善玉菌をサポートする素晴らしい方法と言えるでしょう。
非常食としてみそ汁を選ぶときのポイント
コストを考慮すると、野菜が豊富に含まれていると表示されたフリーズドライのみそ汁は、選択肢として安心です。
葉物野菜やキャベツ、さらにはナスのようなバラエティーに富んだ具材が含まれたものが市場に出回っています。
フリーズドライのナスは特に新鮮な味わいを保っていますね。
食事のメインとサイドを考える時、みそ汁の具材も様々な種類を用意しておくと、その日の気分や栄養バランスに合わせて選べて便利です。
シジミや豆腐入りのみそ汁も選択肢に入れて、一日一杯は野菜たっぷりのものを取り入れ、次の一杯はお好みで楽しむというのもいいでしょう。
非常時だからと言って、好みでないものを無理に食べる必要はありません。
味わい深いものを選ぶことで、心の満足も得られます。
非常時だからこそ、身体だけでなく心も満たされる食事を意識することが大切です。